青汁で肝臓の状態を改善する?それとも悪化?飲み方に注意しよう
青汁は天然の野菜から作られているので、副作用などはありません。
しかし、飲み方に注意が必要かもしれません。
青汁はなぜ肝臓に良くないといわれるの?
肝臓が悪い人は青汁を飲むのは控えた方が良いです。
青汁には豊富なカリウムやミネラルが含まれています。
本来カリウムは塩分を排出したり、水分を調節してくれてむくみや高血圧の予防に役立ってくれています。
しかし、肝機能が低下している人がカリウムを多く摂取すると、うまく尿と一緒に排出されず、体内に蓄積され高カリウム血症になってしまいます。
高カリウム血症になると不整脈、しびれ、吐き気の症状が出てきます。
不整脈などで死に至ることもあります。
肝臓に病気がある方は必ずかかりつけの医師に相談するようにしてください。
量に気を付ければ大丈夫!但し病気の人は要注意
それでは青汁は肝臓に悪いということなのでしょうか?
実は青汁に含まれているビタミンAやビタミンE、カリウムや鉄分というのは、そもそも肝臓に溜めこまれる成分なのです。
その為、多くの量を摂取すると肝臓の機能が追いつかなくなり、肝臓の状態を悪くしてしまうのです。
カリウムの1日の摂取目安は成人男性で2,500mg、女性は2,000mgです。
青汁に含まれる量は約20〜200mgです。
鉄の1日の摂取目安量は成人男性で10mg、成人女性で7mgです。
青汁一杯に含まれる量は約1mgです。
これを見ると青汁を飲んだからと言って肝臓に悪影響を及ぼすとは一概には言えません。
但し、アルコール中毒の方やC型肝炎の型が青汁を飲み続けると高カリウム血症や鉄過剰症を引き起こす可能性があるので、青汁を控えるようにして下さい。
肝機能を高めてくれる青汁の効果とは?
肝臓の働きにアルコールの分解があります。
この分解力が低下すると毒素でアセトアルデヒドが酢酸にならず、体内に残ってしまいます。
青汁にはこのアセトアルデヒドの分解を促進するスルファラファンという成分が含まれています。
スルファラファンはケールに多く含まれており、その量はブロッコリーの2倍です。
二日酔いがひどい人はケールが入った青汁を飲むと良いでしょう。
また青汁にはビタミンB群も豊富に含まれています。
ビタミンB群もアルコールの代謝を促進し、肝臓の機能を高めてくれます。
肝臓にはビタミンを貯蔵する働きがあります。
肝臓を正常に働かせる為に毎日青汁でビタミンを摂取しましょう。
肝臓といえば脂肪肝なども心配されますよね。
脂肪肝には青汁に豊富に含まれている食物繊維が脂肪を分解するサポートをしてくれます。
青汁に含まれる食物繊維は水溶性食物繊維です。
この水溶性食物繊維は水を吸うとゲル状になり、体内の脂肪や糖質を絡み取ってくれます。
そして体内に排出されるので、肝臓だけでなく内臓の大掃除ができるのです。
青汁の摂取は適度な量であれば、肝臓の機能をサポートしたり、肝臓の病気を予防したりすることができます。
続けて毎日青汁を飲んで健康な肝臓を手に入れましょう。